中古機械・重機などは東南アジア諸国で大変人気があり、今後も大幅な増加が見込まれる輸出品です。 日本の輸出管理規定を遵守する事はもちろん、各国の輸入規制は複雑で輸出前の事前調査が必要となります。
特に中国向け中古品輸出においては、環境 への 配慮 ・国内 産業保護の観点から原則禁止されています。 中国以外のアジア諸国についても中国のような「輸入禁止」措置 はとられていませんが、品目・機械の耐用年数などの規制が存在するのが一般的です。
インドネシアでは中古車は輸入禁止品目に含まれるなど、各国の循環資源に係る輸入規制についての事前の状況確認が大変重要です。 日本国から海外に中古機器の輸出を行う場合、「リスト規制」または「キャッチオール規制」に該当するかの確認も必要です。 センサー・レーザー等、化学兵器などリスト制限されている中古機器はもちろんのこと、直接リスト化されていない製品についても大量破壊兵器や通常兵器に再利用されるおそれのある国には輸出許可が必要となります。